車両乗入れ規制の実施と登山バスの運行

車両乗入れ規制の実施

近年の縄文杉登山者の増加に伴う荒川登山口の利用者急増の結果、路上駐車や緊急車両・バス等の通行に支障が生じる状況が増加してきました。

こういった問題を受けて「屋久島山岳部利用対策協議会」では「縄文杉荒川登山口車両乗入れ規制」を平成12(2000)年からゴールデンウィーク等の混雑時に限定して実施してきました。

その後「屋久島山岳部車両運行対策協議会」が組織され、検討が重ねられた結果、環境負荷の軽減と混雑緩和を目的に平成22年(2010)3月より毎年3月から11月までの期間、縄文杉登山のメインルートの出発到着地である荒川登山口に通じる町道荒川線において、終日一般車両の乗入れ規制を開始しました。

屋久杉自然館前の荒川登山バス乗り場の写真

屋久杉自然館前の荒川登山バス乗り場

  • 規制期間:毎年 3月1日~11月30日<275日間>
  • 規制時間:終日(荒川三叉路にてゲート設置)
  • 規制区間:町道荒川線入口(荒川三叉路)~ 荒川登山口
  • 規制対象:貸切バス・タクシー・許可車両以外の一般車両(マイカー、レンタカー、二輪車、自転車を含む)

登山バスの運行

上記規制期間への対応として「荒川登山バス」が「屋久杉自然館前」から「荒川登山口」までの区間を早朝と夕方を中心にダイヤ運行しています。
また荒川登山バスの発着所として鹿児島県により屋久杉自然館前駐車場が整備され、マイカー・レンタカー等の駐車場として利用されています。
登山バスの運賃はチケットでの事前購入となっており、チケットは発着場以外にも観光協会やホテル等島内に複数の販売窓口を設けて混雑緩和及び円滑なバス運行に努めています。

  • 登山バス運行区間:屋久杉自然館前~荒川登山口(約40分)