屋久島・口永良部島ユネスコエコパークについて
名称
- 正式名称:Yakushima and Kuchinoerabu Jima Biosphere Reserve
- 国内名称:屋久島・口永良部島生物圏保存地域
- 国内呼称:屋久島・口永良部島ユネスコエコパーク
地域区分
ゾーニング
屋久島・口永良部島ユネスコエコパークにおける屋久島の核心地域の大部分が世界自然遺産地域に重複していることから、屋久島世界遺産地域管理計画を準用するとともに、その他の地域については国立公園管理計画、国有林野の管理経営に関する法律に基づく地域管理経営計画、森林法に基づく地域森林計画、屋久島環境文化村マスタープラン及び地域の自主ルール等に沿った管理を行っている。
- 核心地域:
森林生態系保護地域、国立公園特別保護地区、第一種特別地域、海域公園地区 - 緩衝地域:
国立公園第二種特別地域、第三種特別地域、普通地域、口永良部島海域の普通地域のうち陸側500m幅の海域、国有林 - 移行地域:
核心・緩衝地域以外の地域、屋久島海域の海域公園地区及び普通地域を除く地先2kmの範囲
本村・湯向周辺の普通地域、口永良部島海域の普通地域のうち海側500m幅の海域
登録面積
(単位: ha)
合計 | 陸域 | 海域 | |||
---|---|---|---|---|---|
総面積 | 78,196 | 54,066 | 24,130 | ||
屋久島 | 70,566 | 50,489 | 20,077 | ||
口永良部島 | 7,630 | 3,577 | 4,053 | ||
核心地域 | 12,359 | 12,188 | 171 | ||
屋久島 | 11,406 | 11,292 | 114 | ||
口永良部島 | 953 | 896 | 57 | ||
緩衝地域 | 20,137 | 14,503 | 5,634 | ||
屋久島 | 15,416 | 11,888 | 3,528 | ||
口永良部島 | 4,721 | 2,615 | 2,106 | ||
移行地域 | 45,700 | 27,375 | 18,325 | ||
屋久島 | 43,744 | 27,309 | 16,435 | ||
口永良部島 | 1,956 | 66 | 1,890 |
(参考)拡張登録前の登録面積
合計 | 陸域 | 海域 | |||
---|---|---|---|---|---|
総面積 | 18,958 | 18,958 | 0 | ||
屋久島 | 18,958 | 18,958 | 0 | ||
口永良部島 | 0 | 0 | 0 | ||
核心地域 | 7,559 | 7,559 | 0 | ||
屋久島 | 7,559 | 7,559 | 0 | ||
口永良部島 | 0 | 0 | 0 | ||
緩衝地域 | 11,399 | 11,399 | 0 | ||
屋久島 | 11,399 | 11,399 | 0 | ||
口永良部島 | 0 | 0 | 0 | ||
移行地域 | 0 | 0 | 0 | ||
屋久島 | 0 | 0 | 0 | ||
口永良部島 | 0 | 0 | 0 |
屋久島町でユネスコエコパークに取り組む目的
テーマ「火の島と水の島。黒潮がつなぐ自然と人のエコパーク」
- 「火の島」は口永良部島であり、「水の島」は屋久島を表している。
屋久島町が目指す効果
- ユネスコエコパークの目的が、屋久島憲章に掲げる「人と自然の共生による地域づくり」に合致している。
このことで、屋久島町の第一次振興計画基本構想(平成21年度~平成30年度)の理念である「悠久の流れの中で、自然と共に生きる知恵と多様な集落の文化がとけあい、人々の営みが循環・維持していくまち」の推進を図る。 - 国有地・山岳部だけでなく、町民の生活区域、口永良部島も含めた屋久島町域全体を対象地域にユネスコ事業(国際事業)を展開する。
このことにより、世界自然遺産では評価されていない水環境の保全や自然との関わりの文化などを活かした地域づくりを推進する。 - これまでの我が国のユネスコエコパークには無かった「世界自然遺産を有する地域」「離島で登録されている地域」「海域を設定している地域」「ユネスコエコパークを一自治体(屋久島町のみ)が構成する」等をアピールし、観光や特産品開発、教育活動などの新たな事業振興につなげる。
これまでの主な取り組み経過
1980年 | 屋久島がBR(ユネスコエコパーク)に登録(S55) |
1992年 | 東アジアBRネットワークを開催(H4) |
2013年 | 屋久島ユネスコエコパーク推進協議会庁内委員会の設置(H25.4) |
ユネスコエコパークシンポジウムの開催(H25.8) | |
2014年 | 第2回国際照葉樹林サミットin屋久島の開催(H26.6) ユネスコエコパークをテーマ設定し、町長が屋久島・口永良部島ユネスコエコパークの登録を目指すことを表明。 |
第1回屋久島・口永良部島ユネスコエコパーク地域推進協議会の開催(H26.7) | |
第2回屋久島・口永良部島ユネスコエコパーク地域推進協議会の開催(H26.8) 新しいゾーニング設定を含めた生物圏保存地域申請書概要の内容承認 | |
生物圏保存地域申請書概要を日本ユネスコ国内委員会に提出(H26.8.29) | |
第2回屋久島・口永良部島ユネスコエコパークシンポジウムin口永良部島の開催(H26.11.17) | |
2015年 | 第3回屋久島・口永良部島ユネスコエコパーク地域推進協議会の開催(H27.1) 生物圏保存地域申請書・専門部会の提案 |
第4回屋久島・口永良部島ユネスコエコパーク地域推進協議会の開催(H27.2) 生物圏保存地域申請書の決定 | |
屋久島・口永良部島生物圏保存地域申請書(和文)を提出(H27.2) | |
屋久島・口永良部島生物圏保存地域申請書(和文修正・英文)を提出(H27.6) | |
人間と生物圏(MAB)計画分科会 第33回会議(H27.8.24) 日本ユネスコ国内委員会の推薦決定 | |
日本ユネスコエコパークネットワーク(JBRN)に参加(H27.10.6) | |
2016年 | 第28回ユネスコMAB(人間と生物圏)計画国際調整理事会において、屋久島・口永良部島ユネスコエコパークとして拡張登録(H28.3.19) |
地域推進協議会
屋久島・口永良部島ユネスコエコパーク地域推進協議会は、住民、議会、町内団体、行政機関、有識者で構成している。また、管理及び推進に係る取り組みを実務的な立場で検討するため、屋久島地域専門部会と口永良部島地域専門部会を設置する。
世界遺産地域の管理主体で構成される屋久島世界遺産地域連絡会議、屋久島山岳部保全利用協議会及び屋久島町エコツーリズム推進協議会と調整しながら活動する。
地域推進協議会組織図
ロゴマークの使用について
屋久島・口永良部島ユネスコエコパークのロゴマークは、エコパークの活動に利用してください。
使用を希望される方は、使用規程をご確認のうえ事務局にご連絡ください。